ネットが普及して20年余り経ち、情報量は劇的に増え、いつでも知りたい情報を手に入れられるようになりました。
しかし、リアルでもそうですが、当然ネットの情報も嘘が紛れ込んでいます。
今回は、誰でも情報発信できるブログにフォーカスして、情報の真偽を見分ける方法を考えていきます。
嘘の多い人は一人称の使用頻度が少なくなる
嘘をつく人は、「僕」「私」などの一人称を使わないことで、悪魔(偽)の自分と天使(真)の自分の距離を保とうとします。
また、「嬉しくない」「不幸だ」などの否定表現が多くなり、文が短くなるのも嘘をつく人の特徴だそうです。
もちろん、これがすべての人に当てはまるわけではありません。
そもそも、文を書く上で一人称を使う場面は、自分の体験談や意見を書くときぐらいです。
事象や用語の説明で「僕」や「私」なんてほとんど使いませんからね。
稼ぐ系のブログは嘘が多い?
アフィリエイトやせどりなどのいわゆる「稼ぐ系」のブログは、さまざまなノウハウが出回っており、真偽の判断は難しいです。
売り上げの証拠写真を載せているブログもありますが、写真はいくらでも加工できるので、嘘かどうかを見分けるのは難しいと思います。
ただ、実績のある方とない方を見分けることはそれほど難しくありません。
実績のない方のブログは記事の内容が薄く、ブログタイトルに「驚異」とか「禁断」とつけている割に、商材のレビューや雑記ばかり書いていることが多いです。
私自身、アフィリエイトの実績がないので人のことは言えませんが、ブログタイトルと記事の内容にギャップがありすぎて違和感を感じてしまいました。
検索上位のブログは信用できるか?
Googleが2017年に導入したアウルアップデート(フェイクニュース対策のために導入されたアップデート)により、品質の高さだけでなく、情報の正確性も重要視されるようになりました。
そういう意味では、検索結果の上位に入るブログはある程度信頼できます。
もちろん、天下のGoogleも完璧ではないので、ガセの情報が混じった記事も入りこんでいる可能性は十分あります。
文章だけで嘘を見破るのは困難
まあ当然ですが、文章だけで嘘かどうかを見破るのはかなり困難です。
現実的にありえない内容であれば別ですが、普通の文章を見て真偽を見分けることはできないと思います。
直接人と会話するときは、視線の向きや会話のスピードなどである程度判断できますが、顔が見えないブログでは無理です。
性別や年齢はいくらでもごまかせますし、顔写真があっても運営者である確証はありません。
嘘に流されないためには
嘘の情報に惑わされないためには、メディアリテラシーを鍛えることが有効な手段です。
メディアリテラシーはWikipediaによると
メディア・リテラシー(英: media literacy)とは、世の中にある数え切れないほどの沢山の情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。
ひとことで言うなら、自分の意志で情報の取捨選択ができる能力ですね。
メディアリテラシーを鍛えるには
いろんな視点で見てみる
例えば、ニュースを見て「へぇ~そうなんだ」とそのまま鵜呑みにせず、「情報源はどこなんだろう」とか「発信者の意図はなんだろう」と視点を変えて考えてみましょう。
最初は面倒くさいかもしれませんが、考える癖をつけることはメディアリテラシーを高める上で大事なことです。
これは、友人や家族の会話でも行えます。
抽象的思考を身に付ける
抽象的は「あれ」や「これ」のように具体性がない概念を表す言葉で、具体的の対義語です。
例えば、人との会話で「君の説明は抽象的で分かりにくい」とかいった感じで使います。
閑話休題、とにかく、抽象的思考を身に付けることで論理力や判断能力が上がり、情報の取捨選択が上手くなります。
抽象的思考を身に付ける方法は多々ありますが、一番簡単なのはさまざまなジャンルの本を読むことです。
自分の好きなジャンルの本だけだと、新しい知識に触れることがあまりないので、できれば詳しくないジャンルの本を読んでみるのがおすすめ。
まとめ
この記事の内容を簡単にまとめると以下のようになります。
- 文章だけで嘘を見破るのは困難
- 情報を鵜呑みにせず一旦考えてみる
- 嘘に惑わされないためにはメディアリテラシーを鍛えることが重要
今後も情報過多の時代が続くでしょうから、メディアリテラシーを鍛えることは必須と言えます。
かく言う私はそこまでメディアリテラシーは高いかと問われたら微妙かも(おいおい)…