ブログで実名を出している方はごく少数派だと思いますが、匿名から実名に変える方もたまにいます。
姓もしくは名のどちらかでやる方は多くても、フルネームとなると全体の5%もいなんじゃないでしょうか。
今回は、実名もしくは匿名でブログを運営するメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
実名を出すことのメリット・デメリット
メリット
メリットのひとつめは、「記事の内容が穏健になる」とことです。
匿名の方で過激な記事(他人の批判や名誉棄損)を書く方は多く見かけますが、実名だとなかなかできません。
まあ、実名の方でも過激な記事を書く方はいますけど(名前は出しませんが…)。
で、もうひとつのメリットは、「自分の名前を売れる」ことです。
記事がバズって人気が出てくれば、ほかのメディアにも出演できる可能性があります。
ただ、実現するためにはそれ相応の技術と努力が必要なので、難易度はかなり高いです。
デメリット
デメリットとしては、記事が炎上したときに実名を出してると、不利益を被る可能性があるのがひとつ。
「そもそも、炎上する記事なんか書かなきゃいいじゃないの?」という話ですが、自分ではよかれと思って書いた記事が炎上してしまうケースは珍しくありません。
また、ブログでアフィリエイトやGoogleAdSenseをやっていた場合、副業禁止の会社だと、バレると解雇になってしまう危険性があります。
匿名でやることのメリット・デメリット
メリット
匿名のメリットしては、まず個人が特定されにくいことです。
ハンドルネームだけでは誰だか分かりませんし、分かってもせいぜい性別ぐらいでしょう。
ただ、匿名でブログをやっていても、記事の内容によっては個人が特定されることがあるので注意が必要です。
例えば、日記ブログで自分の私生活を赤裸々に綴っていれば、「あれ?この境遇○○さんと似てる」と感づかれます。
とは言っても、よほどブログで問題発言しない限り、個人が特定されてもダメージはありません。
デメリット
これといったデメリットは正直ないですね。
匿名(ハンドルネーム)だと名前が被ってしまう可能性はありますが、それは実名でも同じことなのでデメリットとは言えません。
むしろ、匿名なら自由に名前を決めれるので、名前次第では読者にインパクトを与えることができます。
雷撃振動(エレメンタルノイズ)とか、堕落風景(フラッシュバックキャバレー)なんか「何コレ!?」って感じになります。
ちなみに、このハンドルネームは二つ名メーカーで作りました。
ブログで実名を出すと信頼性が高くなる?
この記事を書くにあたって、ほかの方のブログを拝見したのですが、実名を出すことのメリットとして「信頼性が高くなる」ことを挙げている方がいました。
私も最初はそう考えましたが、読者に支持されれば別に匿名でも信頼されるんじゃないかなと思います。
例えば、Chikirinの日記のちきりんさんや、今日はヒトデ祭りだぞ!のヒトデさんなど、実名を出していなくても多くの方に支持されているブロガーの方はたくさんいます。
それに、実名でブログを運営していても、記事の内容に問題が多ければ読者に信頼されなくなります。
実際、炎上商法でアンチを増やしている実名ブロガーの方はいます。
まあ書いてる本人からすれば「本当のこと書いてるだけですけど?」的な感じなんでしょうね。
匿名でも顔出ししている場合は注意が必要
匿名でブログを運営している方でも、自分の顔をアップしている方を見かけます。
実名と同様に顔出しも個人の自由ですが、写真にExifを残している方は注意が必要です。
Exif(エグジフ)とは、ひとことで言うと、写真の撮影日時や機器のメーカー情報などを記録する機能のことです。
基本的にデジカメやスマホにはこの機能がついており、悪用すると、簡単に個人情報を盗み出せてしまいます。
Exifを残していなくても、第三者に勝手に画像を使われる可能性もあるので、顔写真を使う場合は以上のリスクも考慮しておきましょう。
実名と匿名どっちでも一緒
話が少しそれましたが、結論を出すと、ブログを運営する上で実名も匿名もたいして差はありません。
芸能人であれば別ですが、一般人が実名を出しても注目されることは皆無に等しいです。
なので、私は完全に匿名でやっています(facebookでは実名出してますが…)。
結局、ブログはコンテンツが命ですから、実名か匿名かで悩むよりも、記事を書くことに専念したほうがいいでしょう。
まとめ
どちらにもメリット・デメリットあるので、一概に「実名がいい」「いや匿名だ!」とはいいません。
実名を出すことに抵抗があるなら匿名にすればいいし、自分の名を売りたいなら実名でやるのがいいと思います。
まああえてどちらか選ぶとしたら、比較的デメリットの少ない匿名が無難ですね。