この記事では、大阪弁の一覧(50個)を意味も載せて解説していきたいと思います。

ただ、同じ大阪の方でも、年齢や地域によって使わない表現もいくつかあります。

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大阪弁の一覧(50音順)

アカン

「ダメ」の意味で使う言葉です。

調子が悪いときにも「今日はアカンわ~」のように使います。

アホ

これは関西に住んでいない方でもわかるかと思いますが、「バカ」のことです。

ただ、大阪の方でも「バカ」は使います。

どちらかというと、「アホ」より「バカ」のほうが表現がキツイ感じがします。

アメちゃん

「飴」のことですが、女性の方がよく使います。

男性で「アメちゃん」と言う方はほとんどいません。

いっちゃん

「一番」を指す言葉です。

例「あんたがいっちゃん仕事はやいわ」「それがいっちゃんええと思う」

いらち

「いらち」は短気な方のことを指します。

例を出すと「あの人、めっちゃいらちやな」のような感じです。

調べてみると、由来は苛立つを意味する「苛つ(いらつ)」とのこと。

うち

自分の事を指す言葉、要は一人称です。

大阪では相手のことを「自分」と言うことがあるので、初めての人は戸惑うかもしれません。

私の場合、人と会話するときの一人称は「俺」か「僕」です。

ええ

「良い」の意味で使われます。

例「それええな!」「ええんちゃう?」

えらい

大阪弁の「えらい」は「大変」の意味で使うことが多いです。

「えらいこっちゃ」とか「えらいことしれくれたな!」みたいな感じですね。

ほかにも「とても」や従来の「偉い」の意味でも使われます。

おおきに

「おおきに」は標準語に直すと「ありがとう」ですが、若い人はあまり使いません。

私自身、一度も使ったことがなく、ほかの方も一般的な「ありがとう」を使っています。

地域によって多少の差はあるかもしれません。

オカン

母親のことを指し、父親は「オトン」です。

ただ、「おおきに」同様、私は一度も使ったことがありません。

おもろい

「面白い」のことを大阪(というより関西全体)では「おもろい」と言います。

逆に、「面白くない」は「おもろない」もしくは「おもんない」です。

おる

「居る」の意味で使います。

例「そこ、だれかおんの?」

かまへん

「構わない」という意味で使います。

「かめへん」と言う方もいます。

(蚊に)噛まれる

標準語では「蚊に刺される」ですが、大阪では「蚊に噛まれる」と言うことが多いです。

例「蚊に噛まれた! めっちゃかゆい」

からい

「からい」は一般的には辛いものを食べたときに使いますが、関西圏では「辛い」とか「しょっぱい」の意味で使います。

辛いものもしょっぱいものもほとんど食べない私にはあまり縁のない言葉です。

堪忍してな

標準語では「ごめん」とか「許して」ですかね。

ただ、実際に「堪忍してな」を使う人はかなり少ないです。

普通に「ごめん」や「すみません」と言う人がほとんど。

きしょい

「キモイ」とほぼ同義の言葉です。

ぎょうさん

「たくさん」という意味ですが、私は「めっちゃ」をよく使います。

年代によって変わってくるんでしょうね。

ちなみに、同じ意味の言葉として「ようけ」もあります。

けえへん

「来ない」を意味する言葉です。

「来(こ)うへん」と言うこともあります。

例「○○さん、けえへんなぁ」

けったい

標準語だと「不思議な」とか「奇妙な」と表します。

ただ、使う人はごく少数です。

私も「けったい」という言葉は知っていましたが、使ったことはないです。

こしょばい

「くすぐったい」という意味です。

「こそばい」と言うこともあります。

ごっつい

「すごい」の意味で使われます。

「ごっつ」と言うこともあります。

例「これ、ごっつええな!」「この漫画ごっつおもろい」

こないだ

過去の事を表すときに使います(というかそれ以外にない)。

例「こないだおもろい漫画見つけてん」

さいなら

標準語に直すと「さようなら」です。

例「ほな、さいなら」

さら

「さら」は「皿」ではなく「新品」のことです。

漢字の「新」も訓読みで「さら」と読みます。

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しばく

「しばく」は辞書にも載っており、広辞苑(第5版)で調べてみると、以下のような記載がありました。

鞭や細い棒で強く叩く

意味だけ見るとすごいSっぽいですね。標準語ではどう言うのか私にも分かりません。

ただ、「しばく」は冗談交じりで言うことが多いかも。本気で言われたら怖い。

しゃあない

「しょうがない」「仕方ない」の意味で使います。

しょうもない

「くだらない」の意味です。

例「なんやこれ? しょうもな」

しもた

「しまった」の意味で使われます。

例「しもた! 傘持って帰んの忘れた」

すかん

標準語だと「好きじゃない」になります。

例「あの人のやり方はすかんわ」

せや

同意を促すときに使います。

例えば「せやんな」とか「せやね」は、標準語にするとどちらも「そうだね」です。

「そやね」ということもあります。

せやから

先ほどの「せや」に似ていますが、「せやから」は標準語に直すと「だから」です。

例「せやから、さっき言うたやん」

せんといて

「しないで」と言う意味で使われます。

例「邪魔せんといて」「これはせんといてな」

そら

「そら」は「空」ではなく、「それは」を意味します。

「そらアカンわ」とか「そらそうや」などのように使います。

ちゃう

「違う」の意味です。

例「なんかちゃうな~」「ちゃうちゃう」

チャリンコ

自転車のことです。

私も周りでは「チャリ」ということが多いです。

「ママチャリ」とかいいますよね。

どない

「どない」は「どう」とか「どういう」などの意味です。

「どないしたん?」とか「どないやねん!」のように使います。

~とんねん

コメントであったので追加しました。

標準語だと「~てるんだ」とか「~てんだ」あたりですね。

「何してるんだ」は「何しとんねん」「何見てんだよ」は「何見とんねん」

なおす

一般的には「直す」ですが、大阪では「片づける」の意味で使うことがあります。

例「これなおしといて」

なんぼ

「なんぼ」と聞くと「~してなんぼ」のような表現を思いつきますが、大阪では値段を訊くときに使います。

検索エンジンで調べてみると、「なんぼ」は東北地方でも使うようです(意味は同じ)。

なんや

「なんだ」を意味します。

「なんやねん」とか「なんや、そういうことか」みたいな感じですね。

パチモン

「パチモン」は標準語では「偽物」です。

私は「ニセモン」と言うことが多く「パチモン」という表現は最近知りました。

多分「嘘っぱち」が由来だと思います(諸説あり)。

はよ

標準語だと「早く」です。

「はよして!」とか「はよせえ!」のように、急かすときに使うことが多いです。

ほかす

「捨てる」の意味で使われます。

私は「ほかす」と「捨てる」両方使っており、どちらを使うかは日によって変わります(かなりレアなケース)。

母親が北海道出身の影響もあってか、たまに「投げる」と言うこともあります。

ぼちぼち

「そろそろ」の意味で使われます。

例「ほな、ぼちぼち行こか」

ほんなら

標準語にすると「それじゃあ」とか「そしたら」ですね。

略して「ほな」ということもあります。

ホンマ

これはすぐ分かると思いますが、「本当」の意味合いで使われます。

「それホンマなん?」とか「ホンマやね~」といった感じですね。

ちなみに、漢字では「本真」です。

めっちゃ

若年層を中心に使用される言葉で、「すごい」とか「たくさん」の意味があります。

最近は関西以外でも使う方が増えてきているようです。

「むっちゃ」と言う方もいます。

ややこい

「ややこしい」を意味する言葉です。

例「あんたの話はややこいねん」

レイコ―

私の記憶が正しければ、名探偵コナンの28巻で、服部平次の母親である池波静香が「レイコ―」と言っていた気がします(正確には言いかけた)。

標準語では「アイスコーヒー」ですが、「レイコ―」と言う人はほとんどいません。

まとめ

皆さまどうだったでしょうか。私は生まれも育ちも大阪ですが、完全な浪速っ子ではないので、同じ大阪の方がこの記事を読んだら違和感を感じるかもしれません。

記事を書くまでは「50個ならそこまで難しくないかな」と思っていましたが、意外と苦戦しました。

それでは、ここらへんで終わりたいと思います。ほな、さいなら。

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