SEO対策をするうえで、キーワード選定はとても大事な作業です。
この作業を抜いて記事を書いても、検索上位を狙うのは難しくなります。
検索からの流入を狙うなら必ずやっておきましょう。
キーワード選定の工程
ツールを使ってキーワードを選ぶ
本当は自分で考えたほうがいいのですが、最初はなかなか難しいので、ツールを使ってキーワードを選ぶのがいいでしょう。
私のおすすめはグーグルサジェストというツールです。
任意のキーワードを入力すると、関連キーワードをサジェスト(提案)してくれます。
データはcsv形式でダウンロードできるので、メモ帳やExcelなどでも見ることができます。
読み込みに時間がかかるので、人によってはストレスが溜まるかもしれません。
検索ボリュームをチェックする
キーワードを選んでも、そのキーワードで検索されていなければ意味がありません。
そこで必要になるのが、検索ボリュームのチェックです。
今まではGoogleアドワーズのキーワードプランナーが便利でしたが、仕様の変更で無料版はあまり使えなくなりました。
広告を出せば使えますが、無料にこだわるのであれば、aramakijake.jpがおすすめです。
Google、Yahoo両方の検索ボリュームが調べられるのでかなり便利です。
アクセスを集めるなら、月間検索推定数が500~1000のキーワードを選ぶのがいいでしょう。
また、検索ボリュームが多すぎると上位表示が難しくなるので、個人的には月間検索数が1万を超えるキーワードは避けたほうがいいと思います。
注意として、aramakijake.jpの精度はキーワードによって誤差が大きかったり小さかったりと安定しないので、「データが見つかりませんでした」と表示されても意外に検索されてたりします。
なので、「データが見つかりませんでした」と出たら、ユーザー視点に立って自分がそのキーワードで検索するかどうかを考えてみてください。
対策キーワードで検索する
キーワードが決まったら、一度検索をかけてどのようなページが上位にあるか確認しておきましょう。
検索結果で最初に見るのは無料ブログの数です。
無料ブログより独自ドメインのほうがSEOに強いと言われているので、検索結果で無料ブログが多い場合は比較的上位は狙えるでしょう。
もちろん、独自ドメインが多くても、キーワードの競合率が低ければ上位表示できる可能性は十分あります。
二つ目のチェックポイントは記事のタイトルです。
検索結果で対策キーワードがタイトルに入っている記事が少なければ、そのキーワードで記事を書けば上位に入れる可能性は高いです。
ただ、企業サイトが多い場合は勝負を避けたほうがいいでしょう。
企業サイトは個人ブログと比べてドメインパワー(文字通りドメインの力)が強いですから、真っ向勝負してもほとんど勝ち目はありません。
ライバルサイトをチェック
ライバルチェックも欠かせない作業です。
最低でも上位5サイト、できれば1ページ目のサイトをすべてチェックして、上位表示できそうかどうか判断しましょう。
判断基準としては内容もそうですが、文字数も一緒にチェックしておきましょう。
文字数がすべてではありませんが、上位に入っている記事は文字数が多い傾向にあります。
この作業は正直面倒ですが、ライバルを知らなければ勝つための戦略も練れません。
必ず複合キーワードで対策しよう
SEOでは「単一キーワード」ではなく「複合キーワード」での対策が基本です。
複合キーワードで対策する理由としては、単一キーワードだと競合率が高く順位が安定しないというのがひとつ。
もうひとつの理由は、複合キーワードで対策したほうが狙ったユーザーを呼び込むことができるからです。
例えば、「サプリメント」という単一キーワードだと、サプリメントの何を知りたいのかがわかりません。
これが「ダイエット サプリメント おすすめ」なら、ユーザーの検索意図が具体的に予想できます。
一般的にはロングテールと呼ばれるSEO戦略で、上位表示されたときに狙った見込み客を効率的に集めることができます。
一番大事なのはコンテンツ
キーワード選定はSEO対策で重要だということはすでに述べましたが、一番重要なのはコンテンツです。
仮に自分の記事が対策キーワードで上位表示されても、内容が薄っぺらいと読者はすぐに離脱してしまいます。
SEOはあくまでも集客のための手段であり、もっとも意識すべきは「ユーザーの悩みを解決する記事を作ること」です。
まとめ
今回の内容をまとめると
- ツールを使ってキーワードを集める
- 集めたキーワードから検索ボリュームが500~1000のキーワードを選ぶ
- 実際に検索して無料ブログが多ければ上位表示できる可能性は高い
- 余裕があれば1ページ目の記事を全部チェックする
- 単一キーワードではなく複合キーワードで対策する
- SEOも大事だが一番はユーザー
最初は難しく感じると思いますが、経験を積んでいけば1ヶ月ぐらいで慣れてくると思います。